若い頃は仕事の後にしっかり遊び、次の日にはけろっとして元気に仕事をしていたのに、それが最近では寝ても疲れがとれない。そんなしんどい毎日を過ごしていませんか?あの頃のような軽快な毎日を取り戻したい、そう願っているのではないでしょうか。
 実は私も毎日そう願っています。40歳頃の事ですが、生活のリズムが変わり、当り前にしていたトレーニング等をしなくなり食生活もみだれ、徐々に体形も変わり体力も落ちてしまった時期があります。少し歩くだけでも息も上がり早歩きさえ出来なくなりました。気付いた時には血圧も上がりはじめ手先には意味不明なしびれが出たりもして毎日が不安でした。
 何とか運動をしなければ。そこで思いついたのが自転車通勤でした。片道12キロほどの距離でしたが、朝夕の渋滞を考慮するとそれほど通勤時間は変わらないことがわかり生活のルーティンに加えると決意。最初は想像も出来ない不安なスタートでしたが、とにかくまずはやってみよう。真夏でも大雨でも0度を下回る真冬でも「自転車で通勤する」を続けました。途中から食生活も変え筋トレも加えた結果、約1年間で体重は28キロ減、体脂肪は10%前後となりました。平均すると1ヶ月で2.3キロ程のペースで減量したことになります。なんとも理想的なペースです!筋肉をつけながら脂肪を落としたので大きなリバウンドもありませんでした。
 しかしながら、たった一つだけ失敗したことがあります。関節を痛めたのです。運動で筋力や体力はどんどん上がるのですが、それを支える腱や靭帯などの軟部組織は加齢変性に加え疲労を重ねていたので耐えられなかったのでしょう。鍛えるだけではなくそれなりのケアが必要だったことに気付きました。よって大好きだったベンチプレスも重量を上げていくことをあきらめざるをえなくなりました。
 それ以来、自身の身体のケアを積極的に受けるようになりました。その効果は絶大で怪我の予防は当然のこと、疲れにくくなり、本当に身体が軽く動くようになりパフォーマンスが上がりました。もっと早くケアを始めていれば肩も痛めずにベンチプレスの重量も上げれていたと思います。運動・食事・休養だけではなくケアも必須だと確信してからは定期的にケアを受け質の良い運動を続けています。出来るだけ早い年齢からケアを受けることも恩恵は大きいはずです。