院長紹介

　私は子供の頃に幼稚園や学校から帰ってくるとかばんを放り投げ、自転車をこいで自宅近くの河川敷や広い空き地で遊びまわっていました。両親に愛され本当に幸せな日々を過ごしていたと思います。そんな頃、小学校二年生になった私は線維性骨異形成という成長期に発症する骨の病気を脚に患います。骨が変形してひびが入るので痛みと脚長差でまともに歩くことすら出来なくなります。
　そのような少年時代を過ごした私でしたので、骨の成長が落ち着く青年後期からは少林寺拳法にどっぷりはまりました。その後また２度の手術を受けてはリハビリを続け、そしてまたもや少林寺拳法に復帰と繰り返していましたが、ついに私は溜ったものがはじけるかのように色々なものを整理し、香川県にある少林寺拳法総本山の門を叩くことになります。
　そこで二年間の寮生活を過ごすのですが、修行法の中に「整法」という人を治す技術がありました。毎日を共に修行して過ごす同志が身体を痛めると「整法」によって治療するわけです。それが驚いたことによく効くのです。修行の中には、気を感じ移動させ自分を整える稽古や、実際に気のパワーを表出するという不思議な稽古もありました。そして整法の技術を体得した私は修行を終え山を下りますが、その後多くの治療家に学びながらその道を目指すことになります。
　そして私は毎日走り、子供の頃に運動が出来なかった分思い存分稽古をし、その結果多くの方々に支えられ世界大会の代表演武者までたどり着きました。一時期は、洋式の生活になるとまで言われたこともありましたが、人間の身体は諦めなければ希望があるのです。そしてそれから数十年が経ちましたが、今は生涯をかけてスポーツを続けることを目標にトレーニングやロードバイクで楽しんでいます。
　私は柔道整復師として、皆様のお身体と心に向かい合いご期待に沿えるよう心を込めて施術させて頂く所存でございます。