身体にかかる
①「負荷」(トレーニングやお仕事、日常生活など)
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それを受ける身体の(体力)
②「負荷許容量」(どれだけ疲労を貯められるか)があり、
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身体から疲れをとる疲労回復(睡眠・栄養・ケア)
③「負荷からの回復」の三つがあります。

①の「負荷」については、バーベルならどれだけの重さを何回上げるか、仕事ならその難関度と量。
②の「負荷許容量」は、別に書いた体力があてはまるでしょうか。
③の「負荷からの回復」がとても大切ですね。睡眠・栄養・ケア。

 お仕事は、大変だからといって変わることや止めることはそうそう出来ることではありません。トレーニングはそもそも過負荷をかけることで効果を出すことが目的です。体力については心身共に向上していくので許容量は大きくなっていきますが限界があること、そしてその限界がいつくるかがわかりにくいところが危険です。一番、コントロールしやすく効果的なのは③の「負荷からの回復」ではないでしょうか。
 睡眠はルーティンをつくること、質を上げることが出来ます。栄養については、食べるものを選ぶ、量を選ぶ、質を選ぶ、タイミングを選ぶなど自分次第でいくらでもコントロールが出来ます。
 ケアについては、多くの日本人が苦手であまり気にしていない盲点ではないかと思います。知識があるアスリートなどはマッサージや整体などのケアをしっかりと取り入れ、回復の速度を上げ怪我の予防に努めています。一般の方にとっても、仕事や生活で疲労物質はたまるが、身体全体の可動域を使うような動きが少ない為に疲労物質と栄養や酸素との交換が不十分になり、結果として痛みや機能不全として現れてきます。
 積極的にケアを取り入れることは、オーバユースでトラブルに至る前に「負荷からの回復」を早めるということです。身体を定期的にコンディショニングすることで事前に予防するという積極的な休息にあたります。またヒアリングやコンディショニングによって身体の変化などにも早く気付く可能性が高まります。
 マッサージや施術などを積極的に受けることは、オーバーユースにならない、明日からのアクティブな明るい毎日を継続するための大切な自身への投資ではないでしょうか。